【株式市場】日経平均は134円高、好決算銘柄や材料株に飛び乗る売買が活発

◆日経平均は3万5839円99銭(134円25銭高)、TOPIXは2650.61ポイント(22.58ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場急増し20億1503万株

 4月28日(月)後場の東京株式市場は、ゴールデンウイーク(GW)とあって本腰を入れての売買は少ないようで、日経平均は取引開始から大引けまで150円高(約3万5856円)前後で小動きを続けた。3日続伸。一方、TOPIXは4日続伸。良品計画<7453>(東証プライム)やニトリHD<9843>(東証プライム)が一段と強い値動きになり、円高への期待や消費税減税の期待。また良品計画は前週末に公開した会社説明会動画で増配の余地を示唆とされて注目再燃。14時半に3月決算を発表したコマツ<6301>(東証プライム)は一時急動意となった。

 後場は、ゼンリン<9474>(東証プライム)が一段と強い値動きをみせ、5年間の総還元性向100%など前週末発表の中期計画を好感。ダイハツディーゼル<6023>(東証スタンダード)は13時発表の3月決算と増配が好感されて一時的に上値を追ったが前場から値動きが強かったためか急激に値を消して売買交錯。AGP<9377>(東証スタンダード)は終日買い気配のまま大引けでストップ高となり大株主の日本航空<9201>(東証プライム)からの株式非公開化を含む株主提案など材料視。シキノハイテック<6614>(東証スタンダード)は後場寄りから急伸してストップ高となりパナソニックHD<6752>(東証プライム)とのライセンス契約を材料視。

 東証プライム市場の出来高概算は指数構成銘柄の入れ替えに伴う売買が加わった模様で後場急増し20億1503万株(前引けは8億5792万株)、売買代金は4兆7222億円(同2兆1281億円)。東証プライム1635銘柄のうち、値上がり銘柄数は1107(前引けは1091)銘柄、値下がりは487(同480)銘柄。

 東証33業種別指数は27業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位は、輸送用機器、建設、銀行、小売り、海運、鉄鋼、卸売り、化学、倉庫運輸、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る