【株式市場】日経平均は205円高、5日続伸、終値で約1か月ぶりに3万6000円台を回復

◆日経平均は3万6045円38銭(205円39銭高)、TOPIXは2667.29ポイント(16.68ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は月末要因で後場増加し22億8183万株

 4月30日(水)後場の東京株式市場は、正午に3月決算を発表した商船三井<9104>(東証プライム)が急落して始まり、相場心理が冷やされたが、商船三井は後場寄り後を安値に回復傾向となったため安心感が広がり、日経平均は次第に上げ幅を拡げて15時頃に前場の高値を上回り、大引けにかけて217円高(3万6056円)まで上げて5日続伸となった。終値での3万6000円台は3月28日以来、約1か月ぶり。ソニーG<6758>(東証プライム)が一段水準を上げて推移し、投資ファンドの保有が判明とされたスク・エニ・HD<9684>(東証プライム)は一段ジリ高。大成建<1801>(東証プライム)などの大手建設株も一段と上げた。

 後場は、正午に大幅増益決算を発表した太陽HD<4626>(東証プライム)が一段高となり一時ストップ高。パレモHD<2778>(東証スタンダード)は28日発表の月次動向が好感され一段高。鉱研工業<6297>(東証スタンダード)は希少金属開発に関する日米協力などへの期待で一段高。小松ウオル<7949>(東証プライム)は今期予想や株主還元策など好感され終日買い気配のまま大引けにストップ高。Def consulting<4833>(東証グロース)は収益改善期待などで終盤に一段強調。

 東証プライム市場の出来高概算は月末日の売買で後場増加し22億8183万株(前引けは9億184万株、売買代金は5兆4368億円(同2兆2397億円)。東証プライム1635銘柄のうち、値上がり銘柄数は923(前引けは646)銘柄、値下がりは650(同939)銘柄。

 東証33業種別指数は22業種(前引けは20業種)が値上がりし、その他製品、サービス、医薬品、銀行、保険、電気機器、金属製品、ゴム製品、ガラス土石、繊維製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る