川崎汽船は今期64%減益でも株価高い、商船三井は65%減で急落、増配と減配の違いが出たとの見方

■年間配当、川崎汽は今期120円(20円増)、商船三井は150円(210円減)

 川崎汽船<9107>(東証プライム)は5月8日、取引開始後に2013.0円(67.0円高)まで上げた後も堅調に売買され、7日午後に発表した3月決算で今期予想を大幅減益の見込みとしたにもかかわらず強い相場になっている。

 今期・2026年3月期の連結営業利益の予想は前期比32.9%減。親会社株主に帰属する当期純利益は同64.0%減。一方、4月30日に発表した商船三井<9104>(東証プライム)は同じく親会社株主に帰属する当期純利益を同65.5%減とし、結果的に減益率は大同小異だったが翌日の株価は10%安と急落した。今期の年間配当を川崎汽船は増配としたのに対し、商船三井は減配としたことが原因との見方が出ている。

 今期・26年3月期の年間配当予想について、川崎汽船は1株120円(前期比20円の増配、配当性向75.8%)の予定とした。一方、商船三井は4月30日に発表した決算で同150円(同210円の減配、同30.5%)とした。配当額は川崎汽船が低く、配当性向でも川崎汽船はムリしている印象になるが、海運株は配当が投資妙味のひとつとされるだけに、増配と減配の違いが投資家心理に影響したとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■オーダーメイド開発と人材リスキリングで業務変革を伴走支援  ベルシステム24ホールディングス<6…
  2. ■調査件数拡大と効率化で追徴税額1431億円  国税庁は12月、令和6事務年度における所得税および…
  3. ■企業の6.5%がクマ出没による業務影響と回答、宿泊業で4割に迫る  東京商工リサーチ(TSR)は…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  2. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  3. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  4. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…
  5. ■上場来高値更新の金先物、産金・再資源化・再販株に資金集結  当コラムでは昨年来、何度も金関連株を…
  6. ■地政学リスクの影が迫る市場、ヘッジ先は金関連株にあり  しばしばニュースで報じられる高齢ドライバ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る