レナサイエンスがストップ高、国立研究開発法人からの追加助成を好感、第3相試験2年内に完了のメド

■慢性骨髄性白血病(CML)に関する実用化研究事業

 レナサイエンス<4889>(東証グロース)は5月8日、朝寄り後まもなくストップ高の1149円(150円高、15%高)まで上げ、その後もストップ高で売買されながら急激に出直る相場となっている。7日午後、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の革新的がん医療実用化研究事業に関する追加助成の確定を発表し、注目が再燃した。

 発表によると、現在実施している慢性骨髄性白血病(CML)に関する第3相試験は、AMEDの令和4年度「革新的がん医療実用化研究事業」に採択され(代表機関:国立大学法人東北大学、同社は分担機関)、令和6年が最終年度だったが、最終年度の評価で、目標症例数の登録も終了しており、2年の延長期間内に試験を完了する目処が立っているとの理由から、さらに助成期間の2年間延長が承認された(2024年12月3日開示)。この度、今年度の助成金の金額が確定した。助成金額(26年3月期)は52百万円。5月14日に公表予定の26年3月期通期業績予想に本件を織り込んで開示するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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