ケンコーマヨネーズ、26年3月期は連続増配予想、タマゴ加工品の売上が回復、生産効率が改善

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)は5月12日に25年3月期連結業績を発表した。大幅増益だった。供給体制回復によってタマゴ加工品の売上が回復し、生産効率が改善したほか、価格改定なども寄与した。なお期末配当を上方修正した。26年3月期は不透明感等を考慮して小幅減益予想としたが保守的だろう。配当は連続増配予想とした。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化の影響を受けて急落する場面があったが、その後は反発の動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。

■25年3月期大幅増益・増配、26年3月期小幅減益だが連続増配予想

 25年3月期の連結業績は売上高が前期比3.4%増の917億03百万円、営業利益が64.3%増の48億45百万円、経常利益が61.3%増の49億99百万円、親会社株主帰属当期純利益が28.1%増の35億03百万円だった。配当は5月12日付で期末5円上方修正し、前期比13円円増配の43円(第2四半期末19円、期末24円)とした。連続増配で配当性向は19.4%となる。

 計画(24年8月5日付の上方修正値、売上高920億円、営業利益45億円、経常利益46億50百万円、親会社株主帰属当期純利益31億85百万円)を上回る大幅増益だった。供給体制回復によってタマゴ加工品の売上が回復し、生産効率が改善したほか、価格改定なども寄与した。

 調味料・加工食品事業(同社単体ベースの事業)は、売上高(外部顧客に対する売上高)が4.0%増の718億87百万円、営業利益(セグメント間取引等調整前)が94.1%増の38億94百万円だった。サラダ・総菜類は小容量サイズ商品等が伸長したが、ポテトサラダ等の減少で減収だった。タマゴ加工品は高病原性鳥インフルエンザ感染拡大からの回復により大増収だった。マヨネーズ・ドレッシング類は量販店・外食向けマヨネーズが増加した。

 総菜関連事業等(連結子会社の事業)は、売上高が1.3%増の189億54百万円、営業利益が5.1%減の8億62百万円だった。価格改定や高付加価値商品の拡販などの効果により増収だが、利益面は鶏卵相場の上昇や野菜価格高騰の影響で減益だった。その他(サラダカフェ)は売上高が5.2%減の8億61百万円、営業利益が3百万円(前期は6百万円の損失)だった。

 なお全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が230億02百万円で営業利益が17億35百万円、第2四半期は売上高が234億53百万円で営業利益が14億59百万円、第3四半期は売上高が240億82百万円で営業利益が13億96百万円、第4四半期は売上高が211億66百万円で営業利益が2億55百万円だった。

 26年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比4.1%増の955億円、営業利益が0.9%減の48億円、経常利益が0.6%減の49億70百万円、親会社株主帰属当期純利益が8.2%減の32億17百万円としている。配当予想は前期比4円増配の47円(第2四半期末23円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は21.8%となる。

 26年3月期は不透明感等を考慮して小幅減益予想としたが保守的だろう。配当は連続増配予想とした。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は地合い悪化の影響を受けて急落する場面があったが、その後は反発の動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。5月12日の終値は1923円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS215円59銭で算出)は約9倍、今期予想配当利回り(会社予想の47円で算出)は約2.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2678円13銭で算出)は約0.7倍、時価総額は約317億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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