綿半ホールディングス、26年3月期増収増益・連続増配予想、小売事業の収益性改善や建設事業の順調な進捗が牽引

 綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)は5月12日に25年3月期連結業績を発表した。増収・大幅増益で着地した。小売事業における収益性改善や建設事業の順調な進捗などが牽引した。そして26年3月期も増収増益で連続増配予想とした。各事業とも順調に伸長する見込みだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は反発力の鈍い形だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■25年3月期大幅増益・増配、26年3月期も増収増益で連続増配予想

 25年3月期の連結業績は売上高が前期比4.3%増の1335億94百万円、営業利益が24.0%増の35億01百万円、経常利益が17.8%増の38億12百万円、親会社株主帰属当期純利益が12.0%増の20億77百万円だった。配当は前期比6円増配の29円(期末一括、普通配当24円+記念配当5円)とした。10期連続増配で配当性向は27.7%となる。

 増収・大幅増益で着地した。小売事業における収益性改善や建設事業の順調な進捗などが牽引した。なお特別利益に投資有価証券売却益3億71百万円を計上し、特別損失では固定資産の減損損失が4億32百万円増加(前期は2億55百万円、当期は6億87百万円)した。

 小売事業は売上高が0.5%増の792億69百万円、営業利益(全社費用等調整前)が29.5%増の17億61百万円だった。売上面ではネット通販の販売戦略が成果を上げ、利益面では店舗改装による収益性改善や物流コスト削減が寄与した。

 建設事業は売上高が11.0%増の447億62百万円、営業利益が55.9%増の17億99百万円だった。大幅増収増益だった。綿半建材の新規連結に加え、屋根リニューアル分野が好調に推移した。

 貿易事業は売上高が2.2%増の78億36百万円、営業利益が25.3%減の8億57百万円だった。商品構成差の影響で減益だった。その他事業(不動産事業等)は売上高が42.7%増の17億26百万円、営業利益が45.8%増の1億63百万円だった。

 なお全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が318億26百万円で営業利益が8億26百万円、第2四半期は売上高が334億44百万円で営業利益が9億29百万円、第3四半期は売上高が356億97百万円で営業利益が12億40百万円、第4四半期は売上高が326億27百万円で営業利益が5億06百万円だった。

 26年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比4.0%増の1390億円、営業利益が9.7%増の38億40百万円、経常利益が4.9%増の40億円、親会社株主帰属当期純利益が10.7%増の23億円としている。配当予想は前期比1円増配の30円(期末一括)としている。11期連続増配予想で予想配当性向は25.3%となる。なお前期の29円には上場10周年記念配当5円が含まれているため、普通配当ベースでは前期比6円増配の形となる。

 26年3月期も増収増益で連続増配予想とした。各事業とも順調に伸長する見込みだ。セグメント別の計画は、小売事業の売上高が1.8%増の806億63百万円で営業利益(全社費用等調整前)が11.3%増の19億60百万円、建設事業の売上高が8.1%増の483億84百万円で営業利益が8.0%増の19億43百万円、貿易事業の売上高が0.7%増の78億90百万円で営業利益が11.3%増の9億54百万円としている。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は調整一巡

 株価は反発力の鈍い形だが、調整一巡して出直りを期待したい。5月12日の終値は1594円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS118円81銭で算出)は約13倍、今期予想配当利回り(会社予想の30円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1200円54銭で算出)は約1.3倍、そして時価総額は約318億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■レジレス無人店舗やスマート案内など、デジタル施策を集約した初の次世代店  ホームセンターのカイン…
  2. ■読書感想文から見えるヒット本動向、新作首位は『イン・ザ・メガチャーチ』  note<5243>(…
  3. ■耐衝撃性と高平坦性を備えた次世代AR材料  三井化学<4183>(東証プライム)は12月10日、…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■金融政策転換が映す相場の地殻変動、投資視点は次の段階へ  長期にわたり株式市場を押し上げてきた金…
  2. ■為替が握る業績相場の行方、円安継続が選別相場を加速  株式市場が金融環境主導の相場から業績重視の…
  3.  再生可能エネルギーの次を見据えた次世代エネルギー分野では、実用化への距離が縮まりつつある核融合発電…
  4. ■AI圏外で存在感を増すディープ・テック、次世代エネルギー関連株に再評価余地  ハイテク株市場では…
  5. ■米国政治と金融政策が揺さぶる新年相場  新春相場は、1月早々から重要イベントや主要経済指標の発表…
  6. ■干支格言「辰巳天井、午尻下がり」は再現するか  新年あけましておめでとうございます。いよいよ20…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る