梅の花グループ、ベトナム進出へ現地法人設立、レストラン「NOBU」事業をJAVISTARから譲受

■飲食・食品製造分野での海外展開を本格始動

 梅の花グループ<7604>(東証スタンダード)は5月12日、ベトナムにおいて飲食事業および食品製造の展開を目的に、新たに現地法人「Umenohana Vietnam Co., Ltd.」を設立することを決定したと発表。新会社は、首都ハノイ市内のバディン区に所在し、資本金は3000万円。出資比率は同社が88%を占め、設立は2025年7月を予定している。飲食と食品製造の両分野での事業展開を目指す。

 また、現地法人設立と並行して、ベトナム現地のJAVISTAR JOINT STOCK COMPANYからレストラン「NOBU」の資産および従業員を含む全事業を有償で譲受する。2024年12月期における当該事業の売上高は4618万2千円、営業損失は1,026万5千円である。譲受資産の詳細金額や負債については未定で、今後開示される見込み。譲受価格や決済方法も非公表だが、契約締結および事業開始は2025年8月を予定している。

 この一連の取り組みは、梅の花グループが海外市場への足がかりを築くための戦略的な施策であり、「NOBU」ブランドの店舗運営を継続しながら現地飲食市場への本格的な参入を目指す。なお、今回の事業譲受および法人設立が2026年4月期の連結業績に与える影響はないとしているが、今後影響が確認された場合には速やかに公表するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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