【株式市場】前場の日経平均は633円高、トランプ関税の一部違法判断や大幅円安など好感

◆日経平均は3万8355円70銭(633円30銭高)、TOPIXは2810.13ポイント(40.62ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億3407万株

 5月29日(木)前場の東京株式市場は、2円近い大幅な円安などが好感され、トヨタ<7203>(東証プライム)などの自動車株やレーザーテック<6920>(東証プライム)などの半導体関連株、古河電工<5801>(東証プライム)などのデータセンター関連株など幅広いセクターの銘柄が値上がりし、三菱重工<7011>(東証プライム)などの防衛関連株や三菱UFJフィナンシャルG<8306>(東証プライム)などの銀行株も高い。トランプ関税の一部に米国際貿易裁判所が違法の判断と伝えられ、日経平均は324円高で始まり、次第高のまま午前11時過ぎに644円高(3万8367円)まで上げ、前引けもほとんど高値引けとなった。

 日本ヒューム<5262>(東証プライム)が急伸し、総延長5000キロの下水道を集中更新との報道を好感。SBIホールディングス<8473>(東証プライム)も急激に出直りNTTドコモが住信SBI銀行を買収する方針と伝えられ買い材料視。ネット銀の資本関係に動きが出る可能性が言われ楽天銀行<5838>(東証プライム)も急伸。あんしん保証<7183>(東証スタンダード)は29日朝開示の株主総会招集通知の内容に注目点ありとかで急伸し一時ストップ高。ジーデップ・アドバンス<5885>(東証スタンダード)も急伸一段高となり米エヌビディアの好決算など好感。データセクション<3905>(東証グロース)はデータセンター事業を再評価とされ急出直り。

 東証プライム市場の出来高概算は8億3407万株、売買代金は2兆3370億円。プライム上場1630銘柄のうち、値上がり銘柄数は1130銘柄、値下がり銘柄数は420銘柄。

 東証33業種別指数は31業種が値上がりし、非鉄金属、輸送用機器、証券商品先物、電気機器、保険、サービス、鉱業、銀行、ガラス土石、卸売り、機械、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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