くすりの窓口が4連騰、連日上場来高値を更新、イオン東北と連携し「処方箋受付機」と「お薬専用ロッカー」を店舗へ設置
- 2025/5/29 11:48
- 株式投資ニュース

■患者の利便性を追求し、薬局訪問不要の環境を構築
くすりの窓口<5592>(東証グロース)は5月29日、98円高(3.79%高)の2686円まで上げて4連騰し、連日上場来高値を更新している。同社は5月28日、イオン東北(秋田市)と連携し、同社が製造・販売する「処方箋受付機」と「お薬専用ロッカー」をイオン仙台一番町店に設置し、同店舗を訪れる顧客や近隣住民が薬局へ出向くことなく、オンライン上で服薬指導を受けたうえで、併設された「お薬専用ロッカー」から薬を受け取ることができるサービスを2025年5月12日から開始したと発表。
これまでも同社は薬局やドラッグストア、オフィスビル、コンビニエンスストアなどにこれらの設備を展開してきたが、今回の取り組みによりスーパーマーケットなど一般店舗への導入拡大を本格化させる。利便性とアクセス性を兼ね備えた仕組みとして、今後も地域密着型の医薬連携を進める方針である。
患者が医師の診察後、調剤薬局へ処方箋を持参していた従来の流れから大きく転換し、受付機の導入により処方箋送信から服薬指導、薬の受け取りまでが非対面で完結する。薬局での待ち時間や移動の負担軽減が実現し、利用者の利便性向上とともに、今後の医薬品流通の新たなモデルとして注目を集めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)