三菱ふそうと日野自動車が対等統合へ、2026年4月に新会社設立し東証プライム上場へ

■従業員4万人超のグローバル企業誕生へ

 ダイムラートラック、三菱ふそう、日野自動車<7205>(東証プライム)、トヨタ自動車<7203>(東証プライム)の4社は6月10日、三菱ふそうと日野の統合に関する最終合意を締結したと発表。新会社は2026年4月の事業開始を目指し、持株会社形態で東京証券取引所プライム市場への上場を予定している。従業員数は4万人以上となり、ダイムラートラックとトヨタが各25%出資する。

 統合により、両社は開発・調達・生産面での効率化を推進。日本の商用車メーカーとしての競争力強化を図るとともに、アジア太平洋地域を中心としたグローバル市場での事業展開を加速させる。新会社代表には三菱ふそうCEOのカール・デッペン氏が就任する。

 4社はカーボンニュートラル実現に向け、水素技術やCASE(コネクティッド、自動運転、シェアリング、電動化)分野での協力を強化。物流効率化や持続可能なモビリティ社会の構築に取り組む方針だ。各社トップは「千載一遇の機会」と統合の意義を強調している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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