ホンダと楽天が一部公道で自動配送ロボットの走行実証実験を共同で開始

 ホンダ<7267>(東1)と楽天グループ<4755>(東1)は、国立大学法人筑波大学構内と一部公道における自動配送ロボットの走行実証実験を、7月19日(月)に共同で開始した。

 ホンダは自動配送ロボットの機体とシステムの開発・仕様検討と技術実証を行う。楽天は安全面での対策の検討、商品配送用ボックスの開発とサービス実用化に向けた検討を行う。実施期間は2021年7月19日(月)~8月31日(火)。

 同実証実験では、ホンダが開発した自動配送機能を備えた車台に、楽天が開発した商品配送用ボックスを搭載した自動配送ロボットが、筑波大学構内(一部公道を含む)を自動走行する。電力源にはホンダの交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack(モバイルパワーパック)」を採用していて、充電を待つことなく配送サービスの継続が可能。同実証実験での技術検証・データ収集・ニーズ把握を踏まえ、自動配送ロボットを活用した商品配送サービスの提供を目指し技術開発を継続していく。

 なお、同実証実験は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「自動走行ロボットを活用した新たな配送サービス実現に向けた技術開発事業」による支援を受けて実施する。

 使用する自動配送ロボットは、2018年1月、ホンダがCESで発表したプラットフォーム型ロボティクスデバイスの社会実装に向けた展開例のひとつ。ホンダならではの二輪・四輪・パワープロダクツ・ロボティクスなどさまざまなモビリティ開発で培った「人混在の環境下においても安全に移動する技術」が生かされている。ホンダの交換式バッテリーHonda Mobile Power Packを搭載しており、充電を待つことなく配送サービスを継続することができる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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