Veritas In Silico、150億円規模を見込む核酸医薬の自社創薬プロジェクト始動

■65歳以上の心臓手術患者を対象、早期承認と海外展開を視野に

 Veritas In Silico<130A>(東証グロース)は6月16日、mRNAを標的とした核酸医薬の自社パイプラインにおいて、最初の対象疾患として心臓血管手術後に発症する虚血性の急性腎不全を選定し、研究開発プロジェクトを開始したと発表した。65歳以上の心臓血管手術患者を対象とすることで、早期承認取得を目指し、適応拡大やグローバル展開も視野に入れている。国内での年間ピーク売上は約150億円を見込む。

 同社は創薬プラットフォーム「ibVIS」を活用し、低分子医薬と並行して成長著しい核酸医薬の分野にも注力する方針である。特に急性腎不全は臨床試験の設計がしやすく、有効性の証明が得られやすいとされることから、研究成果が臨床応用に至る可能性が高いとみられている。また、手術前の局所単回投与により、副作用の抑制とコスト低減も期待される。

 当該プロジェクトは、同社の成長戦略に掲げる「自社パイプライン創出」の初事例として位置づけられ、業績予想への影響はすでに織り込まれている。開発期間は8~10年を想定し、ライセンスアウトによる収益化や、製造販売まで一貫して行う自社体制の可能性も含め、今後の展開に注目が集まる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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