千葉県銚子の老舗宿泊施設が休業、オーナーチェンジ後に混乱拡大、賃金未払いで従業員退職相次ぐ

■経営交代後に評判悪化、売上は従前の半分程度に

 東京商工リサーチによると、千葉県銚子市の老舗宿泊施設「大新旅館」と「ホテルニュー大新」を運営する(株)大新が営業を停止し、宿泊予約客などに混乱が広がっている。銚子市観光協会は12月11日、両施設について、休業中であることは確認しているものの連絡が取れず、現況を把握できないとホームページで公表した。問い合わせや相談が相次いでいるという。

 同社は1950年設立の老舗であったが、2024年6月に経営者が交代し、オーナーも変更された。現在の親会社は東京都内に本社を置き、中国ビジネスに関するコンサルティングや不動産売買、介護事業などを展開する企業である。施設関係者によると、宿泊施設は10月末まで営業していたが、11月に入り営業を停止した。賃金未払いにより従業員の多くが退職し、電気・ガス・水道は全て停止、リース物件も引き上げられたという。一方、ホームページ上では現在も予約を受け付けている状況が続いている。別の関係者は、オーナー交代後に評判が落ち、利用客が大幅に減少し、売上は従前の半分程度まで落ち込んだと話した。

 親会社の関係者は12月23日の取材に対し、親会社自体は営業を継続しているものの、宿泊施設は休業状態にあると説明した。時期を見て再開したい意向を示したが、具体的な目途は立っておらず、破産などの法的整理を行う予定はないとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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