NANO MRNAが急伸、「TUG1 ASO」の臨床試験が最終投与レベルに到達、期待強まる

■米国で6⽉16日から19⽇に開催中のBio Internationalにも出展

 NANO MRNA<4571>(東証グロース)は6月18日、急激に出直って始まり、取引開始後は29%高の170円(38円高)まで上げ、一気に年初来の高値を更新している。17日付で発表した「膠芽腫を対象とした『TUG1 ASO』の臨床試験が最終投与レベルに到達」とのリリースに注目が集まり、期待が高揚している。「TUG1 ASO」の医師主導第1相臨床試験について、最終の投与⽤量レベルとなる第4段階に⼊ったとし、2025年度内には患者登録が完了できる⾒込みとした。

 発表によると、本治験は24年2⽉に再発膠芽腫(こうがしゅ)を対象として国内3施設で開始され、順調に患者登録が進んでいる。本治験は、「TUG1 ASO」製剤の安全性を検討し、次相試験の⾄適投与量を決定するための試験で、これまでに⼤きな問題となる副作⽤は認められていない。引き続き、安全を最優先に治験を継続していく。「TUG1 ASO」に関しては、国内外における導出活動を積極的に展開しており、6⽉16日から19⽇に⽶国ボストンで開催されているBio Internationalにも出展している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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