AVILEN、Kieiと業務提携、AIエージェント事業で連携強化
- 2025/6/19 07:39
- IR企業情報

■顧客基盤と技術力を融合、開発力と新規案件創出に期待
AVILEN<5591>(東証グロース)は6月18日、生成AI関連開発に強みを持つKiei(東京都千代田区)との業務提携契約を締結したと発表した。AIエージェントを中心とした開発領域において両社が協業することで、事業シナジーを創出し、中長期的な収益力の向上と企業価値の拡大を図る方針である。
AVILENは、「帳ラク」などAIエージェント製品の開発やエンタープライズ企業向けのDX支援を展開してきた。一方、Kieiは基幹コア産業向けのAIソリューション事業に注力し、2025年4月には専門組織「Kiei AI Agent Lab」を設立。要素技術の検証から実装提案までを迅速に行う体制を整備しており、今回の提携により両社の技術資源と顧客基盤を活かした新たな開発・展開が期待されている。
提携によって、AVILENはKieiの技術力とリソースを取り入れ、AIエージェント開発力の強化を目指す。また、900社超の顧客基盤とKieiの研究開発組織との連携により、具体的なユースケースの発掘とプロダクトの深化が見込まれている。さらに、AVILENのDS-Hubに所属する378名の先端技術者のネットワークも活用され、Kieiの開発体制の補強にも寄与するとしている。今回の提携による当期業績への影響は軽微としているが、長期的には重要な成長基盤となる見通しである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)