【株式市場】前場の日経平均は227円安、米国のイラン攻撃を受け手控えるが朝方の一時376円安を下値に持ち直す

◆日経平均は3万8175円63銭(227円60銭安)、TOPIXは2754.20ポイント(17.06ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億9677万株

 6月23日(月)前場の東京株式市場は、土日に米国がイランを攻撃したと伝えられ、その報復でホルムズ海峡の封鎖を決議とされたため緊迫感が高まったが、日経平均は午前9時半頃につけた3万8026円(376円安)を下値に下げ止まり、前引けにかけては200円近く持ち直す場面を見せて底堅かった。半導体関連株や鉄鋼、自動車、機械株などは下げたが、重工株などの防衛関連株が高くIHI<7013>(東証プライム)は上場来の高値を更新。伊藤忠<8001>(東証プライム)などの大手商社株は朝方に高い銘柄が多く、海運株も日本郵船<9101>(東証プライム)は高い。INPEX<1605>(東証プライム)などの石油関連株もしっかり。

 ホギメディカル<3593>(東証プライム)が急激に切り返し投資ファンドの保有拡大説。くら寿司<2695>(東証プライム)は一段高となり中間決算の発表翌日から連騰。古野電気<6814>(東証プライム)は一段高の高値更新となり政府の造船業界再生方針や医療・ヘルスケア領域への進出など好感。赤阪鐵<6022>(東証スタンダード)も一段と上げ造船業界の再生方針など好感。アイデミー<5577>(東証グロース)は再び一段と上げ業績予想の増額修正への評価再燃。ACSL<6232>(東証グロース)は一段高となりブルーイノベーション<5597>(東証グロース)も出直りドローン関連株が活況高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億9677万株、売買代金は1兆9663億円。プライム上場1626銘柄のうち、値上がり銘柄数は648銘柄、値下がり銘柄数は919銘柄。

 東証33業種別指数は11業種が値上がりし、鉱業、建設、精密機器、小売り、石油石炭、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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