ファンデリーが7月に株式の立会外分売を実施、「ファン株主2万人構想」実現に向け株主数の増加などめざす

■株式分布状況の改善、流動性の向上も図る

 ファンデリー<3137>(東証グロース)は6月24日の夕方、株式の立会外分売について発表し、分売予定株式数24万4100株を2025年7月2日から7月8日の間(予定)に実施するとした。これにより、株式の分布状況の改善、流動性の向上、及び2025年1月6日に公表した「ファン株主2万人構想」の実現に向けた株主数の増加を図る。

 分売値段は、分売実施日前日の終値もしくは最終気配値を基準として決定する。買付申込数量の限度は、買付顧客一人につき500株(売買単位:100株)。なお、株式市場の急激な変動等により実施が困難になった場合には、中止または延期する可能性がある。

 同社が25年1月初に発表した「ファン株主2万人構想」では、2024年9月末現在の株主数2241名を中期的に2万人に拡大することをめざしている。企業の持続的成長を実現するにあたっては、長期的かつ安定的な株主価値の向上に努める必要があり、持続的な企業価値創造には、さらなる株主との協創が重要であると捉え、成長を後押ししていただける存在である株主の増加に向けた取り組みを行う。

 これに向け、2025年の株主増加及びリレーション強化の施策としては、以下の施策を行うとした。

①株主試食会イベント<5月25日(日)10:00~14:00>
②株主優待制度の開始
③株主アンケートの実施<6月予定>
④管理栄養士による健康セミナー(株主懇親会)<7月6日(日)10:00~12:00>
⑤流通株式比率増加への取り組み

 株主優待制度の開始については、25年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された株主を対象として開始した。優待品は、100株以上を保有する株主に「お食事クーポン」3000円分、500株以上の株主には「お食事クーポン」1万円分、1000株以上の株主には「お食事クーポン」1万5000円分。今後、新たな施策を決定した場合、速やかにリリースを行う予定としている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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