
■名村造船、ジャパンエンジン、阪神内燃機なども一段高
中国塗料<4617>(東証プライム)は6月25日、再び一段高となり、後場寄り後は7%高の2664円(176円高)まで上げて約7か月半ぶりに上場来の高値を更新している。船底塗料の大手で、「政府・自民党は国内の造船業を復活させるための政策パッケージを策定する検討に入った」(日経電子版6月20日)と伝えられたことを受けて上げピッチが強まり、高値を更新してきた。また、イスラエルとイランの停戦は実現したが、中東情勢は引き続き流動的とされるため、タンカーの航海日数が長期化するような事態になれば需要に追い風と見られている。
国内造船業の復活に向けた関連株は、古野電気<6814>(東証プライム)、ジャパンエンジンコーポ<6016>(東証スタンダード)、阪神内燃機<6018>(東証スタンダード)、ダイハツインフィニアス<6023>(東証スタンダード)、名村造船<7014>(東証スタンダード)、内海造船<7018>(東証スタンダード)などが軒並み一段高となっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)