
■配当が100株で1万円を超えるため金額的にリッチな気分になれる銘柄として人気
極洋<1301>(東証プライム)は6月30日、再び上値を追う相場となり、6%高の4755円(250円高)まで上げた後も強い値動きを続けて上場来の高値を更新している。営業利益や純利益が連続最高などで業績好調な上、30日は、中国が「日本産水産物の輸入を一部再開」(朝日新聞デジタル6月29日夜)と伝えられたことも寄与したとみられている。
「中国の税関総署は29日、東京電力福島第一原発の処理水放出を機に禁止していた日本産水産物の輸入について、『一部を再開する』と発表した。福島県など10都県は引き続き、輸入禁止のままにするとしている」(同)と伝えられた。同社は2025年3月期の配当(期末のみ実施中)を1株につき130円とし、今期・26年3月期は同150円の予定とする。投資家の間では、1単元(100株)を保有するだけで1万円超の配当金になるため、「金額」的にリッチな気分になれる銘柄として人気との見方がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)