清水建設が四半期決算発表を受けて急伸、売上高10%増、営業利益は10倍、完成工事総利益の増加など寄与

■通期の連結業績予想は全体に据え置く

 清水建設<1803>(東証プライム)は7月29日の13時に第1四半期決算(2025年4~6月)を発表し、株価は直後に大きく上値を追いながら8%高の1788.0円(138.5円高)まで上げ、4日ぶりに2000年以降の最高値を更新している。第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比10.2%増の4417億19百万円で、営業利益は同10.3倍の172億50百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同4.6倍の111億28百万円だった。個別決算の営業利益は同31.0倍の131億72百万円だった。

 「完成工事高の増加及び工事採算の改善による完成工事総利益の増加や開発物件の売却による開発事業等総利益の増加など」(決算短信より)が大幅増益につながった。通期の連結業績予想については、景況感が概ね想定の範囲内として全体に据え置き、連結売上高は1兆9100億円(前期比1.8%減)、営業利益は780億円(同9.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益750億円(同13.6%増)を継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る