地域新聞社が一時ストップ高、生成AI活用の心理状態デジタルツイン技術を特許権利化

■介入効果最大化技術を特許取得、PCT出願で世界展開へ

 地域新聞社<2164>(東証グロース)は12月15日9時、生成AIを活用した「心理状態デジタルツインによる介入効果最大化技術」について、特許査定を経て権利化したと発表した。同技術は、消費者行動ビッグデータと生成AIを融合し、ユーザーの心理状態とペルソナ特性をリアルタイムで推定・再現するデジタルツインを構築し、広告配信などのコミュニケーション施策を最適化する情報処理システムである。因果推定に基づく施策最適化や非構造データの活用、マルチエージェントAIによる自律適応を特徴とする。

 同社は本技術について、グローバル展開を視野に入れたPCT出願も完了した。マーケティング分野を中心に、教育、人材開発、金融・保険、製造、物流、不動産、エンタメなど幅広い領域での協業やライセンス提供を想定する。なお、現時点で業績計画への織り込みはなく、業績への影響は合理的な算定が困難としている。

■特許材料を手掛かりに資金流入

 12月15日、株価は一時ストップ高している。前日終値250円から寄り付き256円で始まり、朝方に値幅上限の330円まで買われた。生成AIを活用した心理状態デジタルツイン技術の特許権利化とPCT出願による世界展開が材料視され、将来の事業拡張期待から短期資金が集中した。出来高も30万株を超え、需給が一気に改善した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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