マーチャント・バンカーズ、26年10月期大幅営業増益予想、保有不動産売却と高収益投資を強化

(決算速報)
 マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は、12月12日に25年10月期連結業績を発表した。不動産の売却が計画を下回ったため減収・営業減益となり、営業外費用での株主優待費用と第三者割当増資費用の計上、特別損失での投資有価証券評価損の計上により経常・最終赤字だった。ただし26年10月期は大幅増収、大幅営業増益(経常・最終利益は黒字転換)予想としている。所有する不動産物件の売却に加え、収益性の高い投資案件やM&Aへの取り組みを強化する。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は年初来安値を更新して軟調だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■25年10月期は営業減益着地、26年10月期は大幅営業増益予想

 25年10月期の連結業績は売上高が前期比23.9%減の33億83百万円、営業利益が12.6%減の2億85百万円、経常利益が31百万円の損失(前期は99百万円)、そして親会社株主帰属当期純利益が85百万円の損失(同1億82百万円)だった。配当は前期と同額の2円(期末一括)とした。

 計画(24年12月13日付の期初公表値、売上高46億円、営業利益6億円、経常利益2億50百万円、親会社株主帰属当期純利益が2億円)に対して、不動産の売却が計画を下回ったため減収・営業減益となった。不動産売却は、計画の8物件に対して実績は6物件だった。また営業外費用での株主優待費用45百万円と第三者割当増資費用38百万円の計上、特別損失での投資有価証券(未上場株式2銘柄)評価損50百万円の計上により経常・最終赤字だった。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が5億75百万円で営業利益が40百万円、第2四半期は売上高が10億52百万円で営業利益が64百万円、第3四半期は売上高が6億75百万円で営業利益が1億26百万円、第4四半期は売上高が10億81百万円で営業利益が55百万円だった。

 26年10月期の連結業績予想については、売上高が前期比33.0%増の45億円、営業利益が103.3%増の5億80百万円、経常利益が3億(前期は31百万円の損失)、親会社株主帰属当期純利益が2億40百万円(同85百万円の損失)としている。配当予想は前期と同額の2円(期末一括)としている。

 昨今の不動産価格と金利の上昇傾向を踏まえ、保有する不動産物件の売却を積極的に行う。また売上利益とキャッシュ・フローの確保を行いながら、貸金や再生可能エネルギー案件など不動産投資より収益性の高い投資案件やM&Aへの取り組みを強化する。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は年初来安値を更新して軟調だが、調整一巡して出直りを期待したい。12月12日の終値は213円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS8円12銭で算出)は約26倍、今期予想配当利回り(会社予想の2円で算出)は約0.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS149円67銭で算出)は約1.4倍、そして時価総額は約68億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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