奥村組、下水道管路調査をAIで効率化、「スマカン」に新機能実装

■管構造抽出AIと損傷可能性抽出AIで点検精度と省力化を両立

 奥村組<1833>(東証プライム)は12月15日、ジャストと共同で、下水道管路調査を効率化するソフトウェア「スマカン」の拡張機能として、「管構造抽出AI」と「損傷可能性抽出AI」を実装したと発表した。下水道管路内部のスクリーニング調査をAIで支援し、点検精度を維持しながら作業効率の向上を図る。

 国内の下水道インフラは老朽化が進み、点検需要が高まる一方、熟練技術者の不足が課題となっている。従来は、管内を撮影した動画を技術者が目視で確認する手法が主流で、省力化・省人化が求められていた。同社は、広範囲を簡易点検するスクリーニング調査の高度化を目的に、AI活用を進めた。

 「スマカン」は展開画像作成から点検結果入力、報告書出力までを一貫して行える点が特長だ。新たに実装したAIは、ジョイントや取付管の位置、損傷の可能性がある箇所を自動抽出し、損傷可能性は色の濃淡で可視化する。これにより損傷特定に要する作業時間は従来比48%削減でき、今後は活用場面の拡大とAI高度化を進める方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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