【株式市場】前場の日経平均は366円高、米半導体株高や円安など好感される

◆日経平均は4万1020円91銭(366円21銭高)、TOPIXは2941.57ポイント(21.39ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億2770万株

 7月31日(木)前場の東京株式市場は、半導体関連株が一部を除いて再び活況高となり、米マイクロソフトの好決算などによる米半導体株高などが好感され、米金融政策会合で利下げが見送られたためドル高・円安となったことも好感された。太陽誘電<6976>(東証プライム)が年初来の高値を更新し四半期大幅増益のアステラス製薬<4503>(東証プライム)は急伸。フジクラ<5803>(東証プライム)は一段高で初の1万円台に乗った。日経平均は次第に上げピッチを強め、午前11時過ぎに386円高(4万1040円)まで上げて前引けとなった。

 自動車株が総じて軟調ななか日産自<7201>(東証プライム)は堅調で四半期決算が予想を上回った事や海外工場の再編など好感。かんぽ生命保険<7181>(東証プライム)は高値を更新し外資ファンドとの連携強化報道など好感。ダイハツインフィニアース<6023>(東証スタンダード)も四半期決算発表を受け一時ストップ高の急伸。ブライトパス・バイオ<4594>(東証グロース)は再び出直りを強め8月初に学会発表を予定とされ注目再燃。網屋<4258>(東証グロース)は業績予想の増額が好感され急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は9億2770万株、売買代金は2兆3749億円。プライム上場1623銘柄のうち、値上がり銘柄数は1230銘柄、値下がり銘柄数は338銘柄。

 東証33業種別指数は29業種が値上がりし、非鉄金属、ガラス土石、保険、電気機器、機械、空運、倉庫運輸、建設、卸売り、情報通信、医薬品、サービス、精密機器、銀行、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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