
■自動運転分野のソリューションでもより幅広い提案が可能に
ソシオネクスト<6526>(東証プライム)は7月31日、再び上値を指向する相場となり、2946.5円(96.5円高)まで上げて3日ぶりに年初来の高値を更新し、昨年後半の調整相場から出直り傾向が再燃している。29日、欧州で自動運転技術のグローバルリーダーと位置付けられるaiMotive社(ハンガリー)と次世代ADAS向けニューラルプロセッサーIP「aiWare」のライセンス契約を締結と発表しており、米国30日のNY株式市場で半導体株が活況高だったことなどと合わせて買い材料視されている。
発表によると、今回の合意により、ソシオネクストはaiMotiveの「aiWare」IPおよび開発ツールを利用し、チップレット技術に基づく車載ADAS用次世代カスタムSoCのテープアウトまで含む開発を行う。今回の提携により、aiMotiveの技術の市場での採用が加速するとともに、ソシオネクストの自動車向けソリューションについてもより幅広い提案が可能になることが期待されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)