小林製薬、「のどぬ~る鎮痛ドロップ」を新発売、局所麻酔成分配合で即効ケア

■10年超の研究開発で実現、即効性と炎症対策を両立

 小林製薬<4967>(東証プライム)は8月18日、局所麻酔成分を配合した「のどぬ~る鎮痛ドロップ」(第3類医薬品)を27日から全国で発売すると発表。同製品は独自配合の局所麻酔成分により、のどの痛みに即効で対応しつつ炎症を抑える効果を併せ持つ。従来ののど飴やトローチでは十分に満たされなかった「痛みの緩和」と「即効性」への需要に応える製品として開発された。

 同社調査によると、咽喉消炎薬に最も期待されているのは即効性と痛みの軽減であることが判明した。既存製品に不満を抱く消費者が多い中で、10年以上の開発期間を経て本製品が完成した。成分にはアミノ安息香酸エチルを用い、のどの痛みの刺激伝達を遮断する仕組みを採用。さらに抗炎症成分や殺菌成分を加え、のどの腫れや炎症を鎮める効果も持たせた。ドロップ形状により有効成分の均一な溶け出しを可能にし、素早く持続的な効果を実現している。

 担当者によれば、局所麻酔成分の配合には約4年を要するなど製造上の困難があったが、試行錯誤を重ねて実用化に至ったという。親しみやすいハーブ味を採用し、携帯性にも配慮。効能はのどの痛みやはれ、声がれ、口腔内の殺菌消毒などで、大人は1回1錠を1日4~5回服用する。希望小売価格は税抜980円(12錠入り)。「のどぬ~る」ブランドは今後も多様なラインアップで日常生活の快適さを支える方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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