パナソニック・シャープ・清水建設グループ、次世代クレーン用デジタル無線の技術実証に成功

■sXGP活用の新型無線システム、クリアな通話と最大32台接続を実現

 パナソニック ホールディングス<6752>(東証プライム)、清水建設<1803>(東証プライム)グループのエスシー・マシーナリ、シャープ<6753>(東証プライム)の3社は8月4日、クレーン用デジタル合図無線「スカイクリア」の技術実証に成功したと発表した。sXGP(プライベートLTE)を活用し、タワークレーンオペレータと玉掛合図者の無線通話を円滑にするもので、超高層ビル建設現場における通信障害を克服する手段として注目される。すでに清水建設の施工現場で性能を確認済みであり、今後の導入拡大が期待される。

 従来のアナログ無線機では電波の届かない場所や混信といった課題があったが、スカイクリアは無線基地局やLAN接続されたアンテナを活用し、クリアな同時通話を可能とする。最大32台のスマートフォンを接続でき、無線局免許も不要である点が特長となる。超高層オフィスビルの建設現場では、上下階に配置されたアンテナにより地上と屋上の作業者が円滑に通話できる環境を実現している。

 3社はそれぞれ通信インフラ構築や機器・アプリ開発、実証実験環境の整備を分担し、今後はSCMが窓口となってスカイクリアをタワークレーンと一体で提供する方針である。今秋には三菱地所<8802>(東証プライム)が施工する「Torch Tower」でも採用予定で、日本一の高さを誇る建設現場での活用が決定している。今後は超高層建築やクレーンが密集する現場を中心に、建機事業の差別化を進めるとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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