【株式市場】日経平均は278円安となり3日続落、米金融政策など見極めたい様子で材料株を物色

◆日経平均は4万2610円17銭(278円38銭安)、TOPIXは3082.95ポイント(15.96ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は17億4188万株

 8月21日(木)後場の東京株式市場は、引き続き米国21日に開催される「ジャクソンホール会議」での米金融政策当局幹部の講演などを前に動きづらいようで、13時過ぎに横浜の本社ビル売却報道が出た日産自<7201>(東証プライム)が一時急動意など材料先行の相場となった。レアアースの市況高止まりなどを受けてアルコニックス<3036>(東証プライム)や三井海洋<6269>(東証プライム)が一段と上げ、「ステーブルコイン」のシステム接続アダプターでアステリア<3853>(東証プライム)は一段と上げ4日連続ストップ高。電算システムHD<4072>(東証プライム)もストップ高。日経平均は後場寄りから大引けまで下げ幅200円台後半のまま横ばい小動きを続け3日続落となった。

 後場は、宝HD<2531>(東証プライム)が大引けまで買い気配のままストップ高の急伸となり米投資ファンドの保有を材料視。旭化成<3407>(東証プライム)は水準を一段上げて売買され目標株価を引き上げる証券会社が相次いで注目強まる様子。京都きもの友禅HD<7615>(東証スタンダード)は再び急伸して一段高となり第1四半期黒字転換の業績回復を買う相場が再燃。インタートレード<3747>(東証スタンダード)は3日連続ストップ高となり「ステーブルコイン」関連の買い継続。コラボス<3908>(東証グロース)は前場の立会外分売終了発表に反応薄だったが13時頃から急伸しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は17億4188万株(前引けは8億6816万株)、売買代金は4兆87億円(同2兆325億円)。プライム上場1620銘柄のうち、値上がり銘柄数は673(前引けは512)銘柄、値下がり銘柄数は879(同1017)銘柄。

 東証33業種別指数は10業種(前引けは9業種)が値上がりし、非鉄金属、鉄鋼、鉱業、パルプ紙、化学、倉庫運輸、電力ガス、などが上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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