コクヨとベネッセ、大人の学び継続の秘訣を共同分析、数万件データから3要因を特定

■学習習慣化の鍵は「理由」「6日間」「朝」にあり

 コクヨ<7984>(東証プライム)は1月7日、ベネッセコーポレーションと共同で、両社サービスの数万件に及ぶ利用データを分析し、大人が学習を習慣化するための「継続の秘訣」を発表した。分析では、「学ぶ理由の明確化」「最初の6日間の継続」「朝型学習」の3点が、学習を続けるうえで重要な要因として浮かび上がった。

 人生100年時代を迎え、学び続ける力は個人の充実だけでなく、社会の変化に適応するためにも不可欠とされる。一方で、社会人の多くは「やる気が続かない」「時間が取れない」といった理由から学習の継続に課題を抱えている。両社は、コクヨのIoT文具「大人のやる気ペン」と、ベネッセが国内展開するオンライン学習プラットフォーム「Udemy」のデータを活用し、大人の学びを支援する共同プロジェクトを進めてきた。

【要因1 学ぶ理由の明確化】
 「大人のやる気ペン」の利用データ分析では、学習の理由や目的を明確に記述した利用者ほど、連続学習日数が長くなる傾向が確認された。子どもの学習で有効とされてきた目標設定の重要性が、大人の学びにおいても当てはまることを示す結果であり、「なぜ学ぶのか」を言語化する行為が継続の土台になると位置付けた。

【要因2 最初の6日間が習慣化を左右】
 両サービスのデータを比較すると、利用開始から2~6日間連続して学習した人は、その後30日間の学習日数も増加する傾向が見られた。学習初期の6日間が、新しい学びを自分事として捉え、習慣化へ移行するための重要なブースト期間であることがデータから裏付けられた。

【要因3 朝型学習が継続を後押し】
 学習時間帯に着目すると、朝に学習する利用者は、夜型や不定期の利用者に比べて学習日数が多い傾向があった。仕事や家庭の影響を受けにくい朝の時間帯を活用することで、安定した学習リズムを確保しやすくなると分析している。

 両社は今後も、データに基づく知見を生かし、社会人が学び続けられる環境づくりに貢献するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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