アクリート、米Forward Edge-AIと資本業務提携、量子暗号分野で合弁会社設立へ

■9月に合弁会社設立予定、官公庁・金融機関向けセキュリティ事業強化

 アクリート<4395>(東証グロース)は8月21日、米国のForward Edge-AI,Inc.との間で資本業務提携(出資)に向けた基本合意を発表した。アクリートはSMS事業のパイオニアとして安心・安全・正確な情報の提供を掲げてきたが、量子コンピュータの進展による暗号解読リスクや情報漏洩の増加を背景に、耐量子暗号(PQC)やAIを活用したセキュリティ分野への本格参入を目指す。同提携は、次代の経営ビジョン「超情報化社会でのキープレイヤーたれ」を具現化する取り組みと位置づけられる。

 Forward Edge-AI社は、米国を拠点とする先端的な量子暗号通信技術企業であり、国家安全保障局(NSA)とライセンス契約を持つ耐量子型暗号ソリューションを提供している。さらに、ディープフェイクや誤情報検出ツール、現場での化学物質検出技術など、多様なAIソリューションを展開し、公共安全や防衛分野を支える技術基盤を構築してきた。アクリートはこうした技術を日本市場に導入し、官公庁や金融機関など重要インフラ向けに競争力あるAIセキュリティを提供する方針である。

 資本提携ではアクリートがForward Edge-AI社の第三者割当増資を引き受ける予定であり、業務提携では両社が合弁会社「フォワードエッジAIジャパン株式会社(仮称)」を設立し、国内でのPQCおよびAIソリューションの独占販売・サービスを展開する。新会社は2025年9月に設立、10月の事業開始を予定しており、当期業績への影響は精査中とされる。今回の基本合意を通じ、アクリートは通信・セキュリティ領域での事業拡大を図り、持続的な成長基盤の確立を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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