
■熱中症リスク低減へ空調機能付き作業着を全現場展開
ヤマダホールディングス<9831>(東証プライム)傘下のヤマダホームズは8月8日、全国の建設現場にファン付き送風ベストを導入したと発表した。猛暑下での熱中症対策を強化し、社員が安心して作業に集中できる環境整備を目的とする。送風ベストは衣服内の空気を循環させ、体温上昇を抑制する効果があり、軽量で動きやすく、バッテリー式で長時間稼働できる仕様となっている。これにより、現場作業時の負担を軽減しながら快適さを確保する。
同社は、暑さによる作業効率の低下や安全リスクを減らすことで、高品質な住宅提供の安定化を図る方針を掲げる。今回の導入は、現場で働く社員の声を反映し、全国規模で一斉に支給された。安全と健康を「当たり前」として確保する職場環境づくりを進めることで、作業者の集中力向上と品質維持を目指す。
ヤマダホームズは今後も、現場で働く人に寄り添った環境改善を継続し、安全性と快適性を両立する取り組みを拡充する方針を示した。住宅事業・不動産事業・リフォーム事業を展開する同社は、地域特性やライフスタイルに応じた多様な住まいの提案を全国で行っており、今回の施策も社員の健康とパフォーマンスを支える重要な一環と位置付けている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)