極楽湯ホールディングス、株主優待券を電子化、利用店舗の一部で変更

■三井住友信託とギフティのシステム導入、アプリで表示・譲渡可能に

 極楽湯ホールディングス<2340>(東証スタンダード)は8月21日、株主優待券の電子化と株主優待制度の一部変更を発表した。利便性やセキュリティ向上、コスト削減を目的に電子優待券の導入を決定し、同時に利用可能店舗の変更を取締役会で決議した。これにより、従来の紙券から電子化へ移行することで、株主により安全で利便性の高い利用環境を提供する方針を示した。

 電子優待券は、三井住友信託銀行の投資家向けアプリ「株主パスポート」を通じ、ギフティ<4449>(東証プライム)のシステムを介して発行される仕組みとなる。株主は同アプリ上で優待券を表示し、簡便に利用できるほか、家族や友人への譲渡も可能となる予定である。利用手順については11月上旬に詳細が案内される見通しだ。

 一方、制度変更に伴い、中国のグループ店舗である碧雲温泉館、金沙江温泉館、欧亜温泉館では、電子化システムの都合上、株主優待券の利用が不可となる。日本国内を含むその他の店舗における利用条件に変更はない。新制度は2025年9月末基準日の株主に対し、11月下旬に電子送付される優待券から適用される。既存の2025年11月30日まで有効な優待券は従来通り利用できるとしており、同社は株主に理解を求めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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