菊池製作所、政府研究プロジェクトの助成金9700万円を営業外収益に計上、次世代空モビリティの社会実装プロジェクトで

■子会社イームズロボティクスの研究開発支援が収益を押し上げ

 菊池製作所<3444>(東証スタンダード)は8月21日、2026年4月期第1四半期連結決算において営業外収益を計上することを発表した。連結子会社であるイームズロボティクスが継続的に参画する政府研究開発プロジェクト「ReAMO(次世代空モビリティの社会実装に向けた実現プロジェクト)」に関連して過年度分の助成金を受領したことに伴い、9700万円を営業外収益として計上するものである。

 この助成金収入の計上により、同社の2026年4月期第1四半期連結業績において営業外収益が拡大する見込みとなった。ReAMOは次世代型空モビリティの社会実装を推進する国の研究開発プロジェクトであり、イームズロボティクスはドローンや関連技術の開発・普及を担う一翼を担っている。今回の助成金は同社の研究開発活動を支える重要な資金源として位置づけられる。

 今後の業績見通しについて、今回の助成金収入は6月13日に公表済みの業績予想に織り込み済みであり、現時点で業績予想の修正は行わない。ただし、その他の要因を含めて業績に修正が必要と判断された場合には、速やかに開示するとしている。市場関係者にとっては、研究開発支援を背景とした収益基盤の強化に注目が集まる局面となっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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