クオンタムソリューションズ、連結子会社がビットコイン追加取得、総保有額2.4億円超に

■今期業績予想は非開示、四半期ごとにビットコインの時価を評価へ

 クオンタムソリューションズ<2338>(東証スタンダード)は8月22日、連結子会社である香港法人GPT Pals Studio Limitedがビットコイン(BTC)を追加取得したと発表した。同子会社は7月より暗号資産投資事業を開始しており、今回8月19日から21日の3日間で計5.226BTCを総額60万米ドルで取得した。平均取得単価は約11万5000米ドル/BTCであり、追加取得を含む累計保有残高は14.190BTC、総取得額は163万5千米ドル(約2.43億円、1米ドル=148.4円換算)に達している。

 同社は8月4日以降、段階的にBTCを取得しており、保有数量は順次増加している。今回の発表によれば、8月19日時点で10.695BTC、20日時点で12.444BTC、21日時点で14.190BTCに到達した。取得単価はいずれも11万4千~11万5千米ドル台で推移しており、市場価格に沿った取引を実施した格好である。今回の投資は子会社を通じた新規事業拡大の一環であり、暗号資産市場における資産形成を目的としている。

 業績見通しについては、事業環境の変化が激しく合理的な数値算出が困難とする理由から、2026年2月期の連結業績予想は非開示とされている。今回のBTC追加取得も業績予想には織り込まれていない。今後は四半期ごとに保有残高を時価評価し、評価損益を損益計算書に反映する方針である。今回の投資が2026年2月期の連結業績に与える影響が判明した場合には速やかに開示する考えであり、今後の追加取得についても適時情報を公開するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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