技術承継機構、電源機器メーカーのアルファーシステムを連結子会社化、100%株式取得で事業承継を推進
- 2025/8/26 07:50
- IR企業情報

■連続買収戦略の一環、製造業グループの強化を目指す
技術承継機構<319A>(東証グロース)は8月25日、電源機器の設計・製造・販売を手掛けるアルファーシステム(長野県飯田市)の発行済株式100%(自己株式を除く)を取得し、連結子会社化すると発表した。取得株数は380株で議決権比率は100%となる。契約締結日および取引実行日は同日付で、取得価額は守秘義務契約に基づき非開示とされている。同社は製造業関連企業の連続買収と経営支援を通じ、技術の承継と企業集約による強固なグループ体制の構築を掲げている。
アルファーシステムは1985年設立で資本金2000万円。近年の業績は2025年3月期売上高4億7800万円、営業利益8200万円、当期純利益6000万円を計上し、純資産は17億9300万円となっている。電源機器の設計・製造技術は世界のものづくりや生活インフラを支える社会的意義の高いものとされ、同社はこれを次世代に継承すべき資産と位置づけて子会社化に踏み切った。
技術承継機構は、今後もアルファーシステムを含む譲受先企業への経営支援を継続し、さらなる譲受機会を検討するとしている。本件による2025年12月期連結業績への影響は軽微と見込んでいるが、事業環境の大幅な変化により財務的影響が生じる場合には速やかに開示するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)