ジェネレーションパス、グラフェン量子ドット複合繊維で特許取得、耐久性と環境性能を両立

■紫外線遮断率90%超へ、次世代高機能繊維を開発

 ジェネレーションパス<3195>(東証グロース)は8月25日、連結子会社の青島新嘉程家紡有限公司が「グラフェン量子ドットを含む樹脂組成物、マスターバッチ、繊維、及び当該樹脂組成物の製造方法」に関する特許を取得したと発表した。本特許は、従来のグラフェン量子ドット(GQD)単体を用いた繊維に比べ、耐久性を向上させるとともに紫外線遮断率を1.5倍以上に高めることに成功した点が特徴である。特許番号は第7712621号で、同技術は作業着やアウトドアウェア、スマート衣料、産業資材など高耐久用途への応用が想定されている。

 今回の技術は、GQDの加工容易性や環境調和性を基盤に、グラフェンを組み合わせた複合繊維の製造方法を確立したものだ。具体的には、紫外線遮断率を約60%から90%以上に引き上げ、繊維の構造強度を高めることで洗濯や摩耗に耐える性能を付与した。さらに、マスターバッチの生成により高機能性を効率的に付与でき、幅広い繊維や樹脂成形分野に横展開可能な拡張性を持つ点も強みとされる。また、金属系抗菌剤を用いず天然由来成分で抗菌性や防ダニ性を実現しており、環境負荷を低減しつつSDGsにも適合する。

 同社は本特許を「高機能繊維×サステナブル素材」戦略の一環と位置付けている。既に大手小売店での採用実績があり、今後はOEM供給やブランド連携、ライセンス事業を通じた外部展開を進める方針である。さらに他素材とのハイブリッド繊維の開発や他社との共同研究も推進し、衣料・産業資材・医療など多分野での採用を見込んでいる。現時点では当期業績への直接的影響は軽微とするが、中長期的には企業価値向上につながる重要な技術として展開を進める。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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