コーユーレンティア、グループ会社のコーユーイノテックスは電源・工事不要の「建設現場向け計測管理システム」2種の提供開始
- 2025/8/26 07:59
- IR企業情報

■計測作業の自動化により環境モニタリングの省人化に寄与
コーユーレンティア<7081>(東証スタンダード)の連結子会社で、ICT事業を担うコーユーイノテックス(東京都港区)は、東大発ベンチャー・ソナス株式会社(東京都文京区)が提供する世界初のIoT無線「UNISONet」を搭載した「無線式傾斜監視システム」と「暑さ指数ワイヤレス多点計測システム」の提供を8月25日(月)より開始した。今後、計測管理システムのラインナップを拡充するとともに、レンティアグループの主要顧客の建設業界をはじめ、各種モニタリングを必要とする市場に提供していくとしている。
建設現場では多岐にわたる計測作業が行われており、土木、橋梁工事で用いられる仮設構造物(ベント、山留)の傾斜計測や、斜面崩壊の兆候を監視する動態観測等が挙げられる。今年6月には現場内における熱中症対策が義務化され、新たに暑さ指数の計測が求められるようになった。しかし、これらの多くは人力で行われており、建設業界の人手不足や原料費高騰等によるコスト高を背景に、計測作業の省人化や効率化が急務となっている。
レンティアグループは、中期経営計画「Next Evolution26」で掲げる「新規事業の創出」において、建設市場向けのDXを推進している。コーユーイノテックスでは、大手ゼネコン等の建設現場事務所に、ICT機器レンタルやWEB会議用のインタラクティブボード「i+hub」などの提供に加え、ネットワーク設計・施工を通じICT環境をサポートしている。今回、建設現場全体の生産性向上に寄与するために、IoTソリューションに精通した企業との連携を強化し、まずは第一弾としてソナスの「無線式 傾斜監視システム」と「暑さ指数 ワイヤレス多点計測システム」の提供を開始する。
【2つのシステムに共通の特徴】
世界初のIoT無線「UNISONet」を搭載している。
・電池駆動により、地下やトンネル内にも設置可能
・100台以上のセンサを同時使用し、最大20km範囲を監視
(1)無線式 傾斜監視システム(NETIS登録番号:KT-230117-A)
・自動計測及び山留の常時監視により、建設現場の省人化に寄与
・ワイヤレスで配線作業が不要
(2)暑さ指数 ワイヤレス多点計測システム(NETIS登録番号:KT-230117-A)
・遠隔モニタリングで熱中症事故の未然防止に寄与
・危険時に即時メールを発報通知し、迅速な対応を実現
今後コーユーイノテックスでは、現場で利用する重機や車両のCO2排出量をリアルタイムで把握するシステム等のラインナップを拡充し、建設現場のDXを推進することで、顧客の課題解決に寄与していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)