AIストーム、新株予約権89万株を大量行使、発行済株式数の増加要因に

■希薄化リスクを含む資本政策への影響に市場の注目集まる

 AIストーム<3719>(東証スタンダード)は8月26日、4月28日に発行した第三者割当による第9回新株予約権について、8月1日から26日の期間に大量行使が行われたと発表した。行使株数は89万株に達し、行使された新株予約権は8900個で発行総数の22・5%を占めた。8月1日から25日までの行使が中心で、26日には新たな行使はなかった。

 この結果、前月末時点で残存していた未行使の新株予約権3万3703個(株式数370万3300株)のうち、8月末時点では2万4803個(株式数248万300株)が残存することとなった。なお、行使に伴い交付された新株数は89万株であり、移転された自己株式やその他の処理は生じていない。対象月の前月末時点での発行済株式総数は2686万1232株で、このうち自己株式は51万8037株であった。

 同社は今回の発表により、新株予約権の行使状況を投資家へ開示した。今後の残存新株予約権の行使動向によっては発行済株式数がさらに増加する可能性があるため、市場では希薄化リスクや資本政策の影響に注目が集まっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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