
■成長領域で競争優位性を強化、新たな事業の柱を担う挑戦領域を育成
不二製油G本社(不二製油グループ本社)<2607>(東証プライム)は8月28日、再び一段高となり、取引開始後に8%高の3731.0円(286.0円高)まで上げて2019年以来の高値に進んでいる。27日午後、不二製油グループ中期経営計画(2025~2027年度)『United for Growth 2027』を発表し、「チョコレート用油脂(CBE)やコンパウンドチョコレートといった成長領域における競争優位性の更なる強化を図り」「新たな事業の柱を担う挑戦領域の育成にも注力」などとしたため期待が高揚している。
発表によると、「成長領域の更なる強化」では、高い市場シェアを持つ主力製品群の競争力強化を進め、主な取り組みとして「チョコレート用油脂(CBE)の競争力強化」「コンパウンドチョコレートの拡販」などを推進する。また、「新たな挑戦領域の確立」では、主な取り組みとして「各事業での挑戦領域製品群の創出と収益性の確立」などを進める。定量目標として、2027年度の事業利益は450億円(24年度実績は133億円)、ROE10.0%以上(同1.8%)などを掲げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)