【株式市場】日経平均は529円安となり2日続落だが後場は半導体株など持ち直し底堅い

◆日経平均は4万2188円79銭(529円68銭安)、TOPIXは3063.19ポイント(11.99ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は17億2207万株

 9月1日(月)後場の東京株式市場は、前場大きく下げて日経平均の足を引っ張った東京エレク<8035>(東証プライム)などが徐々に持ち直し、ソシオネクスト<6526>(東証プライム)も下げ渋って推移するなどで、中国・アリババの最新の生成AI用半導体開発などで下げた相場が売り一巡となった。日経平均は後場寄り後の883円安(4万1835円)を下値に持ち直し傾向。中韓航空会社のボーイング向け大口発注で最近活況高の大阪チタニウム<5726>(東証プライム)が一段と上げ、データセンター向けガラスクロス増設の日東紡績<3110>(東証プライム)も一段高。コメ増産関連で井関農機<6310>(東証プライム)や昭和パックス<3954>(東証スタンダード)も高い。

 後場は、三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)や松屋<8237>(東証プライム)が一段と上げ月次売上高の発表に期待の様子。クボテック<7709>(東証スタンダード)も一段と上げクボテックキャリア設立など好感。セイファート<9213>(東証スタンダード)は四半期決算発表を契機に急騰した相場が再燃とされ再びストップ高。イタミアート<168A>(東証グロース)は1日発表のキャンペーンなど受け期待高まり一段高。インティメート・マージャー<7072>(東証グロース)は財産形成雑誌が推奨掲載とされ一段高。アールビバン<7523>(東証スタンダード)はMBO(経営側による買収)で急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は17億2207万株(前引けは9億40万株)、売買代金は4兆244億円(同2兆1336億円)。プライム上場1618銘柄のうち、値上がり銘柄数は750(前引けは711)銘柄、値下がり銘柄数は806(同838)銘柄。

 東証33業種別指数は18業種(前引けは13業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、医薬品、陸運、水産農林、食料品、鉱業、鉄鋼、精密機械、倉庫運輸、石油石炭、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る