ホンダ、新型「PRELUDE(プレリュード)」を発売、電動化と走りを両立し24年ぶり復活

■グライダー発想のコンセプト「UNLIMITED GLIDE」を具現化

 ホンダ<7267>(東証プライム)は、新型「PRELUDE(プレリュード)」を9月5日に発売すると発表した。1990年代から2000年代にかけて若年層を中心に人気を集めたスペシャリティスポーツが24年ぶりに復活する。同モデルは「UNLIMITED GLIDE」をグランドコンセプトに掲げ、グライダーの滑空を想起させる高揚感と非日常のときめきを表現した。ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を進化させ、運転の楽しさと環境性能、日常での利便性を兼ね備えた次世代のスペシャリティスポーツを目指す。販売計画は月間300台、価格は消費税込み617万9800円である。

 外観は低くシャープなフロントノーズと抑揚のあるボディラインを特徴とし、ブルーアクセントを配したバンパーやブラッククロームメッキのフロントグリルが「特別感」を演出する。内装はブルーとホワイトのコントラストを基調とし、運転席は高いホールド性、助手席は快適性を重視したシートを採用。テールゲート式荷室はスーツケースやゴルフバッグなど多様な荷物を積載でき、後席を倒すことでサーフボードも収納可能となるなど実用性にも配慮した。さらにBOSEプレミアムサウンドシステムやGoogle連携機能を備え、デジタル時代に対応した快適な車内体験を提供する。

 走行性能では新技術「Honda S+ Shift」を採用し、モーター駆動ながら8段変速を模した加減速を可能とした。さらにアクティブサウンドコントロールやコースティング制御により、ドライバーの五感を刺激する走りを実現する。安全面では先進運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備し、衝突軽減ブレーキや渋滞追従機能などを搭載。発売と同時に一部店舗でレンタカーとしても展開され、より多くの人が「操る喜び」を体感できる機会が用意される。ホンダは新型PRELUDEを電動化時代における新しいスペシャリティスポーツの象徴として位置付けている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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