アンジェス子会社、がん治療向けゲノム編集技術のライセンス契約を拡大

■固形がん治療のTCR-T細胞療法開発でさらなる製品強化を後押し

 アンジェス<4563>(東証グロース)は9月4日、子会社のEmendoBio Inc.(以下、EmendoBio社)がスウェーデンのAnocca AB(以下、Anocca社)と締結していたOMNI-A4ヌクレアーゼに関する非独占的ライセンス契約について、その適用範囲を拡大することで合意したと発表した。EmendoBio社は2024年3月にOMNI-A4の使用権をAnocca社に供与し、固形がんを対象とするTCR-T細胞療法の研究開発が進められてきた。

 OMNI-A4は、ゲノム編集における課題である「オフターゲット効果」を低減できる独自のヌクレアーゼであり、高精度な遺伝子編集を可能とする。同契約拡大により、Anocca社は同技術を用いてノックアウトやノックインを含む幅広いアプローチを活用し、既存のTCR-T細胞療法パイプラインをさらに強化できる見通しだ。EmendoBio社は今回の拡大契約に伴い追加の契約一時金を受領し、進捗に応じたマイルストーン収入を得る可能性もある。

 同契約は引き続き非独占的であり、EmendoBio社は他社とのライセンス活動を制約なく推進できる。今回の契約拡大は2025年12月期の連結業績予想に影響を及ぼさないが、将来的な収益機会の拡大につながる可能性を示すものといえる。両社は今後も協業を深め、アンメットメディカルニーズに応える革新的な細胞療法の実現を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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