スパークス・グループ、8月末運用資産2兆576億円、創業来最高を更新し3兆円を視野

■前月比381億円増加、日本株式とOneAsiaに加え実物資産・PEが寄与

 スパークス・グループ<8739>(東証プライム)は9月5日、2025年8月末の運用資産残高が2兆576億円となり、前月比381億円増加(1.9%増)し、創業来過去最高を更新したと発表した。内訳は日本株式が1兆4307億円、アジア株式を中心とした「OneAsia」が1546億円、実物資産が3021億円、プライベート・エクイティが1701億円で、株式市場の堅調や為替動向に加え、解約・設定動向なども影響している。同社の資産残高は、グループ子会社および関連会社が運用する資産全体に加え、再生可能エネルギー投資戦略に基づく発電所資産なども含んで構成されている。

 同社は1989年創業以来「マクロはミクロの集積である」との投資哲学に基づき、日本株式を軸に独自の調査力で投資機会を発掘してきた。2006年の過去最高時は上場株式中心の構成であったが、その後は実物資産やプライベート・エクイティを加え、戦略的にオルタナティブ投資を拡大してきた。これにより株式市場の変動リスクを補完し、事業ポートフォリオの安定性を高めている。今後は日本株高や政府の資産運用立国政策、再生可能エネルギー拡大、ベンチャー支援策といった環境追い風を背景に、4分野を軸としたさらなる運用力強化を進め、長期的に3兆円規模の運用資産残高を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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