ダントーホールディングス、連結子会社が固定資産譲渡、特別利益2億円を計上へ
- 2025/9/8 07:57
- IR企業情報

■名古屋市東区相生町の土地建物を譲渡
ダントーホールディングス<5337>(東証スタンダード)は9月5日、連結子会社の淡陶社が名古屋市東区相生町に所在する建物及び土地を譲渡することを決定したと発表した。譲渡は同日開催の取締役会で承認され、2024年11月に公表した新株予約権取得・消却に伴う資金調達方針に基づくもので、資産効率化を目的としている。譲渡資産は名古屋営業所で使用されていた建物(延床面積534.46平方メートル)と土地(377.78平方メートル)で、見込譲渡益は約2億円となる。
譲渡先は愛知県尾張旭市に拠点を置く学校法人1社だが、守秘義務契約により詳細は非公開とされた。譲渡価額や帳簿価額も同様に開示を控えており、譲渡益は帳簿価額及び譲渡関連費用を控除して算定された。なお、譲渡先と同社との間に資本関係や人的関係はなく、関連当事者として特記すべき事項もないと説明している。契約締結日は9月8日を予定しており、物件の引渡しは11月27日に行われる見込みである。
この取引により発生する固定資産売却益は、2025年12月期に特別利益として計上される予定である。同社は資金調達計画の一環として資産の最適化を進めており、今回の譲渡により財務基盤の強化を図る姿勢を示した。今後の業績に与える具体的な影響は限定的としながらも、特別利益計上による収益面での改善が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)