扶桑電通、1株を2株に分割、発行可能株式総数を4800万株へ

■9月30日を基準日、発行済株式は約1392万株に倍増

 扶桑電通<7505>(東証スタンダード)は9月10日、株式分割および定款の一部変更を発表した。投資単位当たりの金額を引き下げることで投資家の利便性を高め、株式の流動性向上と投資家層の拡大を目的とする。株式分割は9月30日を基準日とし、普通株式1株を2株に分割する。これにより発行済株式総数は696万980株から1392万1960株に倍増し、発行可能株式総数は4800万株に改定される。資本金に変更はなく、効力発生日は10月1日となる。

 同社は株式分割に伴い、定款第6条を改定する。現行では発行可能株式総数を2400万株としていたが、これを4800万株に変更する。取締役会は9月10日に定款変更を決議しており、株式分割と同じく10月1日から効力が発生する。今回の措置により、将来的な株主構成の拡大や資本政策の柔軟性確保が期待される。

■「ArmZ Xシリーズ」に高音質ページング機能を追加

 さらに同日、同社はDXソリューション「ArmZ Xシリーズ」において、ページング連携機能を大幅に強化したと発表した。TOA<6809>(東証プライム)の「IPオーディオシリーズ」との連携が可能となり、スマートフォンから高音質かつセキュアな放送を実現する。暗号化通信にはTLSを採用し、音声コーデックには高音質の「Opus」を導入した。また、放送の開始・終了時にチャイムを鳴らす機能を追加し、ユーザー体験の向上を図る。同社は今後もオフィスや屋外、テレワーク環境での音声コミュニケーションの効率化を推進し、次世代の働き方を支援していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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