西部技研、EV電池工場向け大型工事を受注、不活性ガス技術活用で8.2億円の案件獲得

 西部技研<6223>(東証スタンダード)は7月15日、電気自動車(EV)用リチウムイオン電池の製造工場向けに、不活性ガス環境エンクロージャー工事を中心とした大型案件を受注したと発表した。受注金額は約8.2億円で、納入は2025年第4四半期から2026年第1四半期にかけて実施される予定となっている。受注先は国内大手自動車メーカーであるが、詳細については営業秘密の保護を理由に非開示とされている。

 同社はEV用電池製造工程に必要な機器や装置の提供に加え、製造工程の空間設計を含むトータルエンジニアリングを展開している。過去の納入実績が高く評価され、今回の受注につながったと説明する。また、受注先とは資本関係や人的関係を持たない独立した取引であり、関連当事者にも該当しないとしている。

 同案件の売上は2025年12月期および2026年12月期に計上される見通しで、2025年12月期の業績予想にはすでに織り込まれている。なお、西部技研は「環境に優しい空気のソリューションの提供」を掲げ、デシカント除湿機やVOC濃縮装置の開発・販売をグローバルに展開しており、世界50か国以上で据付・保守を含むサービスを手がけている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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