オリエンタルチエン工業、4社間で業務提携、中堅チェーンメーカー連合を形成

■製品供給から海外展開まで相互活用、付加価値創出を狙う

 オリエンタルチエン工業<6380>(東証スタンダード)は12月18日、片山チエン、アールケー・ジャパン、加賀工業の3社と、チェーン事業(産業機械部品を含む)に関する4社間業務提携を行うと発表した。国内の労働人口減少や海外勢の台頭により競争が激化する中、単独での成長が難しくなるとの認識から、各社の経営資源を結集し、市場対応力を高める狙いである。

 同提携は、2025年8月から連携を進めてきたオリエンタルチエン工業と片山チエンの枠組みに、アールケー・ジャパンと加賀工業を加え、「中堅ローラチェーンメーカー連合」として発展させるものだ。製品供給や生産、調達、技術、海外展開、物流など多方面で相互補完を図り、付加価値の高い製品・サービスの提供を目指す。

 具体的には、相互製品供給によるラインアップ拡充、生産委託・受託による効率化、原料・部品の集中購買による原価低減、技術交流の強化、海外拠点や物流網の共同活用を進める。契約締結は12月22日を予定し、2026年3月期業績への影響は軽微とする一方、中長期的には競争力と業績の向上に寄与するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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