マーケットエンタープライズは後場5%高、提携して不要品を再利用する仕組みを構築する自治体が200を超えた後も拡大し注目強まる

■第1四半期は売上高が最高を更新、営業利益など黒字化

 マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は12月16日、次第に出直りを強める相場となり、13時にかけて5%高の850円(44円高)前後で売買されて約2週間ぶりに850円台を回復している。同社のリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を再利用する仕組みを構築する自治体が愛知県小牧市(11月22日開始)で42都道府県・200自治体に達し、その後も12月上旬までで埼玉県吉川市、愛媛県松前町、茨城県日立市、東京都稲城市と続々拡大し、注目の強まる相場となっている。

 第1四半期決算(2024年7~9月、連結)はネット型リユース事業に加えてモバイル事業の収入拡大がけん引し、売上高は第1四半期として過去最高となる50億円を突破して54億92百万円(前年同期比33.7%増)となった。売上総利益も同30.0%増加し、営業利益と経常利益は黒字に転換した。

 同社資料によると、高齢化が一段と進むなか、家庭に眠るいわゆる「隠れ資産」は44兆円分と推計され、リユース市場に出てくる保有資産の転換期を迎えているとみられ、同社では、こうしたトレンドを追い風に、新3カ年計画では2026年6月期において売上高300億円、営業利益20億円を目指す。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る