味の素、マヨネーズ出荷価格を改定、2026年4月納品分から6~10%値上げ

■鶏卵や包材、物流費の上昇を受け、家庭用6品種と業務用15品種が対象

 味の素<2802>(東証プライム)は12月18日、2026年4月1日納品分から、家庭用と業務用のマヨネーズ、マヨネーズタイプ製品について出荷価格を改定すると発表した。対象は家庭用6品種、業務用15品種で、値上げ幅は約6~10%となる。

 今回の価格改定は、主原料である鶏卵をはじめ、各種原材料価格の上昇に加え、包材費、物流費、人件費などコスト全般の上昇が背景にある。これらのコストは中長期的に上昇傾向にあり、製造・供給体制への影響が拡大しているという。

 同社は、価値ある製品を適正な価格で提供することを基本姿勢として、合理化や効率化を進めてきたが、企業努力のみでコスト増を吸収することが困難と判断した。こうした状況を踏まえ、安定供給と品質維持を目的に、やむを得ず出荷価格の改定に踏み切ったとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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