日野自動車、国内初の燃料電池大型トラック「プロフィアZ FCV」を発売

■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入

 日野自動車<7205>(東証プライム)は9月17日、国内初となる量産型燃料電池大型トラック「日野プロフィアZ FCV」を10月24日に発売すると発表した。同社はカーボンニュートラル実現に向け、CO2排出量削減を課題とする大型トラック分野で環境性能と実用性を両立する車両を提供する。2023年から実証車による延べ40万キロ超の走行実績を積み重ね、物流大手各社との共同検証を経て市販化に至った。

 新型車両は日野「プロフィア」をベースに、トヨタ自動車と共同開発された専用設計シャシを採用し、積載量と荷台スペースを確保した。パワートレインには「MIRAI」の燃料電池スタックを改良したユニットを2基搭載し、最大航続距離650キロを実現した。水素充填時間は15~30分と短く、幹線輸送で求められる利便性に対応する。量産は茨城県古河工場でディーゼル車と同一ラインの混流生産方式を採用する。

 販売はフルメンテナンスリースで行い、安定稼働と明確なコスト管理を可能にする。当面は経済産業省が指定する重点地域(福島・東京・神奈川・愛知・兵庫・福岡)での導入を進め、普及と周辺需要の喚起を図る。同社は国内初の量産FCV大型トラックを通じて物流業界の脱炭素化を加速させ、水素社会の実現に貢献する方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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